コーポレート本部 広報担当 佐々木 潮里 様
御社の事業について教えてください
経営理念「世界にインパクトを与えなければ、気がすまない」、ミッション「次のあたりまえを創る。何度でも」をかかげ、創業初期より、ツール系アプリをはじめ、ソーシャルゲームアプリなど、主にスマートフォンアプリを中心に事業を拡大してきました。
現在は、主に2つの事業を展開しています。
■ 主な事業
- 恋愛・婚活マッチングサービス「with」のマッチング事業
- バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」、芸能プロダクション「VOYZ ENTERTAINMENT」等のエンターテック事業
マッチングサービス「with」は、すでに会員数290万人を突破し、現在も順調にユーザー数が増加し続ける、一番の成長事業となっています。
「運命よりも、確実。」をキャッチコピーにかかげ、メンタリストDaiGo氏の監修のもと、心理学と統計学を用いた診断機能や、独自のアルゴリズムを活用するなど、根拠を持った出会いを提供することで、他社サービスとはの差別化を図っています。
エンターテック事業は、
- 「音楽体験の、次のあたりまえを創る」ことを目的に、バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の開発と提供
- 「VOYZ BOY」、「学芸大学青春」が所属する芸能プロダクション「VOYZ ENTERTAINMENT」の運営等、IPの創出
などを行っています。
Kibela導入前はどのような課題がありましたか?
導入を開始したのは4年程前です。会社が大きくなるタイミングもあり、社内の情報をきちんと整理してまとめたいと考え、代表同士が知合いだったKibelaを運営するビットジャーニーに相談をしたのがきっかけです。
当時、Kibelaも開発途上にあり、共同開発に近い形で意見を出し合いながらKibelaの利用がはじまりました。
導入の啓もうはどのように行いましたか?
最初は、記事を書いたりブログを更新するのが恥ずかしいという人もいて、コーポレートからのお知らせや、社内ルールなどの形式的な情報が多かったのですが、「Kibelaをもっと有効活用してほしい」と考えたとある社員が、毎朝ブログを書いて投稿することで、普及活動を始めたことがありました。
「ストレス発散グッズを見つけました」「引っ越しました」など、身近で読みやすい情報から、業務に役立ちそうな書籍の紹介や、勉強会の参加レポートなど、幅広いテーマで記事を書き、発信をはじめていました。
そういった自発的な方が一人いるだけで、みんなが記事を書きやすくなり、今のような全員で情報を共有する文化が出来上がってきたと思います。
まず、投稿しやすくすることは大切だと思います。
そうすることで、個人が抱えている情報を発信すれば、会社全体のためになることもある、だから持っている知識を出して行こう!という流れができていきます。
具体的にどのようにKibelaを活用していますか?
導入当初は70-80名程度で利用をはじめました。
当社はものづくりの会社なので、社員の大半を事業部のエンジニア、デザイナーが占めています。
その為、使い方は事業部とコーポレートで違います。
事業部の使い方
各事業部ごとにグループがあり、MTGや定例の議事録の共有
エンジニア、デザイナーによる技術共有
外部の勉強会に参加した際の議事録の共有
コーポレートの使い方
労務・社内規定・福利厚生情報の発信
コンプライアンス関連情報
人事による、新入社員インタビュー
リファラル採用よびかけ
社内相談窓口
代表を始めとした、役員のインタビューや、社内で活躍している社員へのインタビューも投稿しています。
会社が大きくなるにつれて、役員と直接コミュニケーションを取るのが難しかったり、社員同士でも異なる事業部の人同士だと、なかなか接する機会が少なくなってしまいます。そんな時にKibelaのインタビューを読んでもらうことで、その人の仕事や人柄を知ってもらい、コミュニケーションのきっかけ作りや、社員同士のリスペクトを生むことが出来ればと考えています。
難しい制限を設けていないので、例えば、「●●の上映会やります!」「リファラル採用でこんな条件の人を探しています」など、あらゆるテーマで随時告知をしたり募集をして、「興味がある人は ”いいね” してね!」とコメントをつけて、投稿者自らコミュニケーションを活性化させています。
他にも、「ポエム」というグループを作って、ランチ情報や近況報告など、ブログのように気軽に記事を書いて投稿している社員も沢山います。
労務や総務が投稿する社内ルールや重要なお知らせなどは、Slackなどビジネスチャットだと流れてしまいますが、Kibelaにためておけば、いつでも検索ですぐ探せたり、カテゴリで記事を見ることができる点が、とても便利だと思います。
また、Kibelaをもっと快適に利用するために、社内でアンケートを取って、課題と対策を議論して、例えばグループ分けを変えたり、記事の書き方や情報を整理したりしています。
グループ・フォルダ
ルールやマニュアル系の情報と、イベントやブログ的な情報の混在を防ぐために、グループ分けを活用しています。
具体的には、「with」、「コンプライアンス」、「採用」といったように、部署ごとというよりはプロジェクトやテーマごとに分類されています。
会社全体で使っているので、あえて細かいルールは作らずに、どんどん新しい情報を発信していく文化を尊重しています。トップページのタイムラインで新しい記事から見れるのも便利です。
記事の探し方
検索で探したり、グループのページに直接アクセスしたり、トップページのタイムラインで新しい記事を見つけたりしています。
SlackにKibelaのチャンネルがあり、新しい記事が投稿されると、Botで通知してくれるので、大事な記事の見落としも防止出来ます。
全員に読んでほしい情報は、全社員宛てのメーリングリストにKibelaのURLをつけて送信すると、Slackの #general チャンネルにも通知が飛ぶようになっています。
投稿へのレスポンス
コンプライアンスに関する記事など、全社員に必ず読んで欲しい記事の場合は、記事の最後に「最後まで読んだ方は、必ずいいねして下さい!」と記載し、「いいね」を既読マークとして活用することもあります。
Kibelaを導入してどのように変わりましたか?
Kibelaを導入して、社内コミュニケーションが活性化したと感じています。Kibelaのように、重要な情報からライトな情報まで、社員が能動的に情報発信出来る場があることは、とても大切だと思います。
その中から、新しい発見が生まれたり、新しい連携が生まれたり、社員同士のコミュニケーションのきっかけ作りになることもあります。
また、以前は、総務や労務宛に同じような質問が飛び交い、都度対応が必要なこともありましたが、Kibelaを導入して、重要な情報をストックしていくようにしてからは、「これを見ておいてください。」とSlackでKibelaのリンクを送るだけで済むようになりました。
このように、社内コミュニケーションの活性化だけではなく、業務改善にもKibelaを役立てています。
もうKibelaがないと困ります。
バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の提供開始を皮切りに、エンターテック事業を本格始動したイグニス様。
Kibelaの立ち上げ当初からご利用いただき、「自由」という実はとても戦略的な活用で、情報共有の壁をなくし、コミュニケーションを圧倒的に活性化させたお手本となるような活用をされています。
これからも、Kibelaはイグニス様を、エンターテック業界を、全力でポートさせていただきます!